50年前の水準まで下がった日本円を持つ私たちが生きていくために

人事関連情報

今回は、日経新聞でも取り上げられたニュースに関して、海外勤務(現地採用)の経験を持つ人事担当者の視点から考察します。

日本で暮らす若手から中堅のサラリーマンの参考になれば光栄です。

ニュースの概要

今回のニュースは国際決済銀行(BIS)が割り出した各国通貨の強さを示す数値において、日本円50年前の数値まで下がったとの報道です。

↓が日経新聞の記事です。(やや難解です)

企業の資金、日本離れ加速 円の実力50年ぶり低水準に:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB162WP0W2A210C2000000/

要約すると、日本企業の工場などの生産拠点が海外移転する流れの中、外資からの資本投入も少なく、日本の市場が縮小の一途を辿っていることで、日本円による経済が回らず、日本円の価値自体が下がっているといいます。

少子高齢化に歯止めがかからず、日本経済の先行きは不透明とのことです。

私たちに出来ること

報道のように、実数値としても日本の強さに翳りが目立って来ています。


まだまだ中途半端に人件費が高く(腐っても先進国)、少子高齢化の進む日本国内に、海外移転した日本企業や外資を再び呼び込むことは難しいでしょう。

政権与党がこれに抜本的な政策を打つ見込みは低いですし、多くの日本を代表するような企業でもこの問題にテコ入れするようなことは(おそらく)出来ないように思います。


外資にも当然期待できないばかりか、中国など下手な外資日本の国土を売り渡すのは安全保障上のリスクでもあります。

とはいえ、ただ日本が衰退していくのを見ているのではなく、個人レベルでの対策は出来ます

大きく4つの対策について見ていきます。
4つの中で同時進行出来るものもあります。


海外に生活拠点を移す

海外に生活拠点を移し、仕事をしながら生活してみると、意外に暮らしていけるものです。

私も、割と気軽にベトナムに移住出来ましたし、コロナが無ければ、まだ帰国していなかったでしょう。
一時的でも良いので、経験しておくと強いです。

まだまだ先だとは思いますが、日本がいよいよまずくなった場合でも、その気になれば日本を離れても生きていけることが分かると、だいぶ気がラクです。

私も、なるべくなら空気のキレイな国が良いです(ベトナムでは肺炎で入院しました。。。)が、必要があれば、途上国でも先進国でも移住の敷居は低いと感じています

海外転職なら、得意とするエージェントに相談するとたくさんの仕事を紹介して貰えます。

↓記事では、海外転職についての概論を述べています。

プログラミングなど、持っているスキルによっては海外ノマドも比較的簡単です。


テックアカデミーなど、自宅でもオンラインで学べるサービスも増えています。

テックアカデミーは、転職サポートが充実していてオススメです。

コロナが落ち着けば、海外移住する日本人が更に増えていくでしょう。

日本以外の多くの国コロナ禍となる2020年2月以前の状況に向けて既に舵を切り始めています。


勘違いされては困りますが、私は「日本を捨てろ」とは決して言いません

海外に出ると、日本の良さが更に分かります


私の持論としては、日本で生まれた日本人にとって、多くの場合「世界で一番日本が住みやすい」と思います
それが、一度外から見てみると確信に変わります。

井の中の蛙大海を知らず」のままではなく、一度日本の外に出れば見える景色が変わるということです。




国内で転職する(できる)

これは、特に大手の日本企業に新卒で入社して、5〜15年在籍している方には特に推奨します。
↓の前記事でNTTドコモの賃金カットについて触れました。

経済力の低下する日本では、こういったことは今後更に増えていくでしょう。

かつて、一度入社すれば勝ち組だった、安定した日本企業が、容赦なく従業員を切っていくのです。

そうなったときに備え、いつでも転職出来る転職時に現職以上の待遇を確保出来るよう準備しておくことが肝要です。

転職エージェント無料相談し、現時点での自分の市場価値を知っておくべきです。


スキルを身につける

汎用性の高いスキルを身に着けるというのも、長期的に効果のある取り組みです。
上で挙げたようなプログラミングなどはその典型例です。

英語力もまだしばらくは仕事になるスキルです。

こういった+α(アルファ)のものでなくても、現時点での業務スペシャリスト(ジョブ型雇用)として確立すれば、いつでも転職出来るようになるので、これも一つの対策と言えます。

逆に、日本企業にありがちなゼネラリスト志向で、あちこち異動し、これといったスキルが育たずに企業内特殊熟練していては、そのうち潰しが効かなくなるというのは過去記事でも解説しました。


海外に分散投資する

日本に住んで、日本の銀行預金しか純金融資産(現金、株式などの直ぐに換金できる資産)がないようでは、リスクが高いです。


今回のテーマのように日本円の価値は今後目減りして行く一方です。
また、現在世界的に直面している原材料価格の上昇によるインフレによって、通貨の価値は下がります

価値が徐々に上がって行く株式に分散投資して資産運用していかなければジリ貧です。

下表は、少し古いチャートですが、米国株価指標S&P500150年の推移です。

150年かけて1000倍に増えているのです。


S&P 500 Historical Prices
S&P 500 Historical Prices chart, historic, and current data. Current S&P 500 Historical Prices is 3,895.43, a change of +88.13 from previous market close.

特定の個別株ではリスクが高過ぎるので、S&P500等の指数に連動するインデックスファンドVOOなど)が最適解でしょう。

世界最高の投資家と名高いウォーレン・バフェット氏も、2014年2月の「株主への手紙」の中で

私が死んだら、現金資産のうち10%を短期国債に、90%をS&P500インデックスファンド(ヴァンガード社推奨)に投じなさい」と妻に遺言しているという内容が世界の投資家を賑わせました。



10年に一回は起こる、リーマンショックコロナショックなど、株価の暴落があれば、高配当株ETF(SPYDなど)も選択肢に入ります




以上、日経新聞でも取り上げられたニュースを基に、今後私たち日本人がどのように生きていくべきなのかを、海外経験のある人事担当者が考察しました。

多くの日本に生きるサラリーマンの参考になれば光栄です。

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田舎人事

「田舎人事」です。
略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
「人事」に関する様々な情報を扱うページとして作っていきます。
よろしくお願いいたします。

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