辞退(選考、内々定)

就活

すでに2022就活(採用)でも6割程の就活生が内々定を得ているようです。

内々定の獲得数の平均も2社程度になっており、就活自体がピークアウトしてきたようです。

私の所属先(地方の中小企業)では、大手で決まらなかった方々が選考を受け始め、ようやく佳境を迎えているので、都会の大手企業とは大きな時差があります。

先月内々定を出した学生さんは、大手企業で内々定を得たため当社を辞退しました。
仕方のないことですが残念です。

こういった経験から、今回は選考や内々定の辞退について、採用担当者の視点から考察します。

辞退の連絡方法

辞退の連絡はやはり誠意を持って、対応してくれた採用担当者に電話をしましょう。

競合他社でなければ、入社を決めた会社の社名を言っても良いと思います。

もちろん、言わなくても良いですが。

通常担当者は「残念です」と素直に吐露すると思います。

期待の学生さんであれば尚更です。

そこで怒りだすような採用担当者であれば、辞退して正解です。

とんでもない会社に入らずに済んだという訳です。

将来、会社の顧客になりうる就活生に失礼な扱いをするような会社は問題外ですので。

ダメな辞退方法

選考過程でよっぽど雑な扱いをされた訳でなければ、メール一本で「辞退します」というのは失礼です。

この辞退のときでいい加減な対応をすると、企業からすれば、その就活生の所属する大学や部活・サークル、理系であれば研究室の評価を大きく落とし、後輩に迷惑をかける可能性がありますので、要注意です。

立つ鳥跡を濁さず、が間もなくビジネスマンとなる就活生の正しい姿勢ではないでしょうか?

辞退はどのタイミングでするのか

これはなるべく早めが基本です。

「後回しで、落ち着いてから」というのはビジネスマンとして失礼ですし、採用担当者に大きく迷惑をかけることになります。

それでは具体的に辞退のタイミングを見ていきます。

選考辞退

ある企業を選考中に第一志望又は選考中の企業よりも志望度の高い企業から内定が出た場合、これ以上その選考を続ける必要が無くなります。

たくさんの会社の選考を受けるのは、選択肢を増やすためですので、より条件の良い会社で決まれば、それ以下の会社は全て終了してよいでしょう。

内定(内々定)辞退

内定の辞退も同様です。

(自分にとって)条件の良いほうの内定を残し、低い方を辞退すればよいです。

内定承諾書の拘束力

内々定者に内定承諾書を書かせる会社も多いと思います。

これは、ハッキリ言って強い拘束力はありません

気分的なものだけです。

法的な考え方

法的にはどうなのかというと、内定とは「始期付解約権留保付労働契約」というものになります。

労働契約ということで、正式入社前に既に従業員に近い立場になっているのです。

内定辞退も、民法でいう「無期雇用の退職」ということになります。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

民法627条第1項

これでいうと、解約(内定辞退)は入社の2週間前で問題ないということになります。

実際に2週間前の辞退では、内定先は制服、パソコン、デスクなど、ある程度の備品が発注済ですので、大きく信用を損なうことになります。

損害賠償ということは現実には起きにくいでしょうが、上で述べたように後輩には大きく傷を残すことになるでしょう。



以上、内定や選考の辞退について、考察しました。

辞退するとなったら、なるべく採用担当者に電話で直接伝えて頂けるとありがたいです。

皆さんにとっても、大切な社会人への一歩ですので、気持ちよく入社できるように努めてください。

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地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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