業界研究と合同企業説明会(合説)について

就活

今回は、業界研究合同企業説明会(合説)について企業の採用担当者目線で考察していきます。
こんな風に考えると、その後の活動をより進めやすくになると思います。

2023年入社向け更新済)

業界研究

皆さんはどんな業界を知っていますか?

メーカー、エネルギーインフラ、交通インフラ、小売、金融、商社(卸売)、Web、情報処理サービス、通信インフラ、マスコミ、ゲーム、外食、介護、医療、福祉、官公庁など、分け方にも寄りますが、キリがないほど挙げられますよね?


参考にするなら、東洋経済新報の『業界地図』という書籍がビジュアル的にも分かりやすく、業界上位の売上規模などが載っていて大変参考になると思います。

私も就活した頃は購入しましたが、今でも現役なのは「さすが東洋経済」です!

最新版では174の業界に分かれて細かく解説しています。

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私の頃(20年ほど前)の業界地図は、大半が製造業や商社、インフラ、金融機関といったオールドエコノミーであり、IT分野は2つか3つにしか業界として認識されて無かったと記憶しています。

新卒入社する業界の重要性

最初に入社する会社の業界は、業務スキルの定着もあり、今後なかなか離れられない可能性があるので、じっくり自分に合う業界に絞って行ってほしいと思います。

業界選びでは、最初からこれと決めつけない方が良いと思います。

就活は、様々な業界について知見を広げるチャンスでもあるので、最初から余り関心のない業界を完全にシャットアウトするのは勿体ないです。

入社しないとしても、業界一位の会社採用ホームページを覗いて、30分だけでも企業研究してみると、後々大きな蓄積になると思います。

入社後は他業界の方々と様々な場面で接しますし。

業界研究を進めて行く中で、軸が少しずつ固まってきます。

始めに情報がたくさんあると、やがて自分が本当に求める情報に集約されていくものです。


例えば私は、様々な業界の会社説明会に出席していく中で、製造業(メーカー)の人たちの自社製品への愛情のようなものを感じ、自分たちの武器(特化された製品群)を持って働いていることがかっこよく思えるようになり、また働き方が商社や金融ほどバタバタしていない印象に惹かれていきました。

仕事選びにおいて、ある程度ワークライフバランスを重視していたということです。

↓記事では、ブラック企業の避け方の中で、離職率・有休消化・年間休日などを解説しています。

合同企業説明会(合説)

合説には、一度は足を運んでみることをおすすめします。

何よりも、あの独特の雰囲気は、就活生の時にしか味わうことが出来ません。

採用担当者としても何度も参加していますが、就活生の頃のワクワク感は無いです。笑

業界研究の項でも触れましたが、合説に行く段階では、全然興味の無い企業のブースにも足を運んでみてほしいです。

とはいえ、ブラック企業も出展していますので、奴らのの甘い誘いに乗るのは大変危険なので、そこは上手く線引きをしてください。


私の頃は、今からしたらオールドエコノミーがまだまだ主流で、ここまでIT産業が発達すると思っておらず、私自身ほとんどIT関連の企業ブースには行きませんでした。

当時、世界の時価総額ランキングのトップ米国石油企業中国金融機関などで、今をときめくGAFAMでトップ10にいたのは、現在少し落ち目のマイクロソフトだけでした。


なので、正直今では後悔しています。


結果的にメーカーを選んだとしても、あの機会に覗いてみる努力をすべきでした。
先見の明が無かったと反省もしています。

これから合説に参加する学生さんがもしIT関連にしか関心がないとしても、是非オールドエコノミーの会社も一度は覗いてみてほしいです。

きっと予期していなかった発見がある筈です。

知らないのと知っているのとでは、後々大きな差になります。
就活生は、自由に様々な企業に足を運んでも嫌がられないという貴重な期間にあるので、有意義なものにしてほしいです。


学生にとっての合説の直接的な利点

ここまでの内容だけでは、オジサンのボヤキでしかないかもしれませんので、しっかり学生さんサイドの利点も述べておきます。

合説は、採用担当者にとっても肩慣らしであり、その年の学生さんの動向を探る機会でもあります。

前哨戦かつ実質的な選考になっているインターンを除けば、解禁後最初のイベントですので、スタートダッシュを踏むための貴重なチャンスです。

採用部門に異動して、初めて就活生と触れ合う担当者もいます。

なので、学生さんは、絶好のアピールの機会でもあります。


例えば、大手時代私が実際に好感を持った学生さんは、合説が始まって、最初の説明に出席してくれ、一番前の席に座ってくれました。

説明後の質問コーナーでも、1~2つの的確な質問をしてくれました。

非常に印象が良かったです。

企業サイドが持って帰れる学生さんの提出したシートの裏にこっそり二重丸を記入しました。


さらに、その学生さんは、イベントの終盤に私の企業ブースに戻って来ました。

既に日は傾き、ブースを手じまいする企業も目立ち、大勢いた学生さんの姿もまばらでした。

そこで、

「本日説明をお聞きして、御社が第一志望だということが不動のものになりました。

先ほどの説明会ではありがとうございました。

ところで、先ほどは周りの方を遮りたくなくて、少ししか質問できなかったので、いま一度お伺いさせて頂けますでしょうか?」

と、緊張しながらもハキハキと話しかけてきました。

私は二つ返事で応じました。


本当に、第一志望で来ているのだと分かる態度でした。

結果的にその学生さんは内定し、入社することになりました。

ESや面接の評価自体は正直、中の上程度で人事部長や役員が「何としても採りたい」というものではなかったのです。

ただ、その日の一連の流れや、その後の選考での態度などが非常に優れており、私は採用担当者として上司に直談判し、内定を強く後押ししました。


以上のように、合説きっかけで内定に結び付く就活生と採用担当者との出会いは意外に多いのです。

我々採用担当者も人間です。

その学生の本気度が伝われば、引っこ抜こうという気持ちにもなります。

今後何度か触れますが、「採用は縁」なのだという意識は拭えません。

学歴フィルターに関する↓記事でも、フィルターを外す裏ワザとして合説の活用を解説しています。


今回は、かなり私個人の意見が出てきましたが、以上のように採用担当者の感情もイメージして就活に励んで頂ければ嬉しいです。

皆さんの活動に良い御縁があることを願っています。

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田舎人事

「田舎人事」です。
略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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