資産運用で高確率で勝てる「インデックス投資」と運用商品について

資産運用

資産運用の方法は高度なものを含めればたくさんありますが、一般的な収入のサラリーマンなどが取り組むべき手法は2つに絞ることが出来ると思います。

それはインデックス投資高配当株投資です。

資産運用の概要については↓の記事を是非ご覧ください!


今回はインデックス投資について考察し、オススメ商品を紹介します。

さらに、インデックス投資のデメリットとその対策も述べていきます。

インデックス投資とは

前の記事でも紹介しましたが、アメリカを代表する500社の加重平均であるS&P500などの指数(インデックス)に連動する投資信託(ETF含む)を買っていくスタイルをインデックス投資と言います。

日本はもちろん、世界中の投資家がこの手法で富を築いているのです。

一瞬で爆発的に資産形成していく派手さはありませんが、堅実に増やしていくことが出来ます。

ドルコスト平均法

大変に有名な運用手法ですが、インデックス投資をするならこれこそが必勝パターンと言えるでしょう。

イギリス人はポンドコスト平均法と呼んだりするそうですが、ここでは日本でも一般的なドルコスト平均法としています。
やり方は簡単で毎月1回同じ日付で同じ金額を入れていくというものです。

インデックスの動きは基本的には誰にも分かりません。
いつ何があって暴騰するのかも、逆に暴落するのかも分からないのです。

ドルコスト平均法では、価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付けるため、毎月一定量を買うよりも、結果的に買付単価が平準化していくのです。

毎月同じ金額であれば安全に積立が出来るという訳です。

代表的な指数とファンド(投資信託、運用商品)

世界で優良とされる指数はS&P500の他にもいくつかあります。
指数とそれに対応したファンドを見ていきます。(今回は主に外国向け)

ちなみに、指数の値動きと投資信託の値動きは若干ずれがあります。

別の会社がそれぞれ指数の動きを目指して運用しているから起こる現象です。

細かいブレはありますが誤差の範囲内と考えてください。

なお、こういったファンドは銀行や証券会社の窓口では決してオススメされません。

それは、優良商品は経費率が低く(大勢の投資家が購入するから!)、金融機関の窓口の人たちの給料の源泉にならない為です。

もちろん、今後どうなるのかは分からない金融商品ですので、きっちり自分で調べて納得した上での購入を検討してくださいね!

S&P500

前記事でも紹介した世界一有名で、世界一たくさんの投資家が資産運用する米国株式の指数です。

算出機関

スタンダード・アンド・プアーズ(アメリカ)

投資対象


米国500銘柄(優良大手)

想定利回り


利回りは日々変わっていくものなので、ハッキリした数字を書くことが出来ませんが、多くの投資家が6.8%~7.1%を想定しています。

私はそれを踏まえて7%を想定しています。
楽天証券の記事によると、ここ30年で平均9.3%を叩き出しているようですが、想定はそれよりもやや低めに設定した方が良いでしょう。

S&P500は世界最強の株価指数!業績相場に挑む米国株式 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
 米国市場では今週、S&P500指数が5日と7日に史上最高値を更新しました。経済の持ち直し期待が根強いなか、長期金利が落ち着きをみせていることが好材料です。 先週バイデン政権が公表した「米国雇用計画」を受け、資本財株やハイテク株が…

代表的な投資信託

S&P500に投資する商品はたくさんありますが、まずはアメリカの有名なETF3つです。

VANGUARD S&P 500 ETF (VOO)


運用会社:ヴァンガード

前記事でも紹介したウォーレン・バフェット氏が推奨する投資信託です!

SPDR S&P 500 ETF TRUST (SPY)


運用会社:ステート・ストリート

SPYは運用金額が世界最大のETFです!

iShares Core S&P 500 ETF(IVV)


運用会社:ブラックロック

上二つに比べるとインパクトが薄いですが、同様の素晴らしい商品です。

ヴァンガード、ステート・ストリート、ブラックロックが金融大国アメリカを代表する3大運用会社です。
同じような商品を日本で買うなら、

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)


運用会社:三菱UFJ国際投信

現状、楽天ポイント含めeMAXIS Slimの経費率が国内商品のS&P500では一番良い印象です!

私も積立NISAで購入しています。

MSCI USブロードマーケット・インデックス

算出機関


MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)

アメリカを代表する投資銀行モルガン・スタンレー系です。

指数に関してはMSCIと後で見るイギリスのFTSEが世界の2強ではないでしょうか?

投資対象


米国約3500銘柄(米国のほぼ100%の上場企業)

S&P500に比べるとかなり分散された運用ですね。

想定利回り

7%

基本的にはS&P500とほぼほぼ同じ動きをします。

ちなみに設定来平均11%ほどの高い利回りを維持していますが、長期的には多少下がるものと推察します。

代表的な投資信託

Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF(VTI)


運用会社:ヴァンガード

VTIはアメリカ株をまるまる購入するようなファンドなので、アメリカ国内でも人気のある商品です。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式)


運用会社:SBIアセットマネジメント

SBI・V・全米株式はVTIをSBIが代わりに買ってくれているようなもので、経費率も十分低いので優良ファンドの一角と言えます。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス

ここから2つは、日本を含めて世界中をカバーした指数です。

算出機関


MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)

投資対象

世界の中~大型株、約2500銘柄、世界時価総額上位約85%

コメントの余地のないような堅実な投資信託ですね!

想定利回り

5%

直近10年では平均利回り10%を超えています。
下記のファンド、ACWIの設定が2008年のリーマンショック前ですが、平均7.6%の利回りを出しています。

全世界株投資信託は、米国株よりも分散が利いているため、やや弱気に5%を想定しています。

代表的な投資信託

iShares MSCI ACWI ETF(ACWI)


運用会社:ブラックロック

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)


運用会社:三菱UFJ国際投信

これも個人的に積立NISAで運用している投資信託です。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

全世界株のもう1種がこちら!

算出機関


FTSE(フッツィ)、ロンドン証券取引所の100%子会社です。

投資対象


中小型株を含む約8000銘柄、世界時価総額約98%!

まさに世界中の会社のオーナーになるイメージですね!

想定利回り


5%

これも MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス と同様に5%を想定しています。

代表的な投資信託

Vanguard Total World Stock ETF(VT)


運用会社:ヴァンガード

上で見たVTIの兄弟のような商品ですね。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))


運用会社:SBIアセットマネジメント

やはりSBIがVTを買っていく商品です。

愛称の「雪だるま」がなんとなくかわいいですよね!笑

FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)

一風変わったものとして、債権の指数も一つ見ていきます。

算出機関


FTSE(フッツィ)

投資対象


日本を除く先進国国債

想定利回り

2%
まだ新しい商品で、平均3.4%ほどで推移していますが、やはり安全に見て2%を想定します。

代表的な投資信託

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス


運用会社:三菱UFJ国際投信

無難な国債をさらに国際分散の利いた形で買いまわる投資信託です。



さて、投資・資産運用はあくまで自己責任です。

上記は過去の実績・状況から分析・予想したものであり、将来の運用状況・成果等を保証するものではありません。

なお、eMAXIS Slimなどは楽天証券で良いと思いますが、米国のETFはSBI証券の方が為替レートが良いので、私は国内:楽天と海外:SBIで使い分けています

単純試算

株価や指数(インデックス)は上がったり下がったりを繰り返しつつも、長期的に見れば、それぞれの想定利回りに近づいていきます

その上で、試算を出していきます。

自らの預貯金の状況に合わせて検討してみてください。

試算1

下の画像を見てください。

これは楽天証券のシミュレーション画面で、任意の利回りで毎月積立額を入力すると試算することができるというものです。
誰でも使えるページなので一度触ってみると良いでしょう。

積立かんたんシミュレーション:楽天証券
目標金額から、毎月の積立金額をシミュレーションしてみませんか?目標金額を達成するために、月々いくらの積立が必要なのか、すぐご確認いただけます。

続いて、画像の説明です。

ここでは毎月3万円を現金で積立していくことを想定しています。

3万円ならなんとか貯められますよね!

試算1では単純に20年間で3万円を240回積み立てるので720万円になります。

(細かい利子は小さすぎるので想定していません)

試算2

利回り2%(債券ファンド)で運用すると20年で8,843,905円に。

少し効果が出てきましたね!

試算3

全世界型投資信託の利回りを5%と見て、20年毎月積み立てなら12,331,010円!

元本の2倍に近づいてきました!

試算4

S&P500を利回り7%とすると、20年で15,627,800円!

遂に2倍を超えました!


しっかりと優良ファンドで運用すれば20年で2倍になるのに、単なる預貯金のままなら720万円のままです。


流石に20年も経てば物価の伸びない日本でも、多少のインフレは想定されるので、現在の720万円よりも、20年後の720万円は価値が下がっていると考えた方が無難なのです。

現金(預貯金)のままだと損するということです。


ちなみに、ここ最近の平均インフレ率はおよそ毎年0.5%であり、政府・日銀は健全とされる2%のインフレ率を目標に設定しています

インデックス投資は投資信託の愛称にもなっている通り、雪だるま式に資産が大きくなっていくものなので、最初は小さいのですが、後になればなるほど上昇の絶対数が増えていくのです。

しかしながら、預貯金では楽天銀行で預金利率を0.1%にひきあげたとしても、20年で7万円程度しか増えないのです。
これでは将来の不安は尽きないですよね。

ちなみに、上の想定をそのまま2倍の期間(40年)で計算すると下のようになります。

新卒の新入社員には是非、すぐにでもインデックス投資を始めてほしいと考えてしまいますね。

試算1-②

20年で720万円だったので、2倍の40年なら1440万円ですね。

試算2-②

利回り2%(債券等)で運用すると40年で22,033,069円

一気に2000万円問題が解決です!

試算3-②

全世界型投資信託を利回り5%と見て40年積立なら45,780,605円!

老後は安泰ですね!

試算4-②

S&P500を利回り7%とすると、40年後には78,744,402円!!

ちょっとした小金持ちの仲間入りですね!

先ほどの20年の試算で1500万円強だったので、後半の20年で6000万円以上稼いだことになります!

これがインデックス投資の真骨頂ともいえます。

いわゆる富裕層(億万長者、億り人)は現金・金融資産の総額が1億円以上の人を言うので、それにも接近しちゃいますね!


逆に見ると、これが単なる預貯金だけなら1440万円のままなのです。

インデックス投資のデメリットと対策

一見最強に見えるインデックス投資にも大きく3点ほどデメリットがあります。

良い面ばかりではなく、悪い面も知っておきましょう。

暴落の恐怖

株価・指数は歴史的にも暴落を幾度となく経験してきました。

これからも、もちろんそれは起こり続けます。

インデックス投資では増えるときは良いですが、減るときは心が平穏ではいられません。

しかし、この暴落こそがインデックス投資の肝であることを心に刻み込まなくてはなりません。

暴落したら、単価が安くなっているので、次回の定期積立の時はたくさん買えるのです!

そして、こういった指数は歴史的には暴落の水準から元の水準に何度も戻ってきたのです!

世界中の投資家が行うインデックス投資を信じましょう!

キャッシュフローが増えない

もう一つの資産運用戦略、高配当株投資と異なり、基本的にインデックス投資ではキャッシュフローとなる収入がほとんどありません。(一部のETFを除く)

画面上の口座の中の金融資産としてはどんどん豊かになりますが、目に見える、実感できる豊かさはありません

この対策として、別の記事で取り上げていますが、インデックス投資と高配当株投資の併用がオススメです!

出口戦略

最後が出口戦略の難しさです。

インデックス投資は基本的に自分年金を想定しており、将来や老後豊かに暮らすためのものです。

今すぐにお金持ちになれる運用手法ではないのです。

ある程度蓄財し、いざ老後に取り崩していくのがなかなか難しいのです。

そもそも株などの金融商品は買うことよりも売ることの方が心理的に難しいのです。

取り崩しの段階での暴落も十分あり得ります。

取り崩しの年齢が近づいた際に株価がうなぎ上りであれば、暴落する前に一部を取り崩すのも戦略の一つです。

人生100年時代と言われ、案外長生きしてしまう場合も怖いですね。

4%ルール

こうした出口戦略の対策として、4%ルールといい、最終的に貯まった資産総額の4%を毎年同額ずつ現金化して取り崩していくのが良いとされています。

または、毎年同額ではなく、毎年残高の4%を取り崩していくという2パターンの4%ルールがあります。

取り崩さない96%は投資信託のまま置いておきます

こうすることで少なくても25年はもつということです。

とはいえ、このルールに準じていると、一度に現金化するのではなく、直近1年に必要な4%しか現金として取り崩していないので、残った資産が放っておいても自力で増えている場合も多いのです。

亡くなるときには十分な資産を次の世代に引き継げる方が多いと聞きます。







以上、インデックス投資について私なりの考察をしてきました。

主に、自分の頭の中の整理と、所属企業の従業員から相談を受けた際の備忘録として書いてきました。

今後資産運用を始める方の参考になれば光栄です。

そして、何度も言いますが、くれぐれも自己責任で、しっかり勉強した上で投資・資産運用をしてくださいね。

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略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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