退職交渉

転職

今回の記事では、退職交渉について人事担当者の視点から、自らの体験談を基に解説します。
転職先が決まった方や、とにかく今の会社を抜け出したい方の参考になれば光栄です。

いつ辞められるのか

法律上は

無期雇用(正規雇用)ではあれば法的には申し出てから14日後には退職出来ます

民法627条1項

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089


就業規則で「退職前の1ヶ月」などと書いてあったとしても、法律の方が各社の就業規則より優先されます。

現実には

とはいえ、なかなかそういうわけにも行かないのが実態です。
残っている年次有給休暇の完全消化は当然ですし、後任者への引き継ぎも必要だったりします。

辞めた後も同僚との関係性は続けて行きたいという希望があることも考えられます。

どうしてもすぐに辞めたい場合


逆に「もう、どうなっても良い」という場合は、法律に則った対応でもよいかもしれません。

そんなときは退職代行サービスを活用する方が良いでしょう。

弁護士等専門家が介在していればトラブルなく辞められます。

多少のコストはかかりますが、必要経費でしょう。

退職代行サービスについては下記の記事で考察しました。



退職交渉の正しい方法

それでは、具体的に円満に退職する退職交渉の3つのポイントを述べていきます。

十分な期間を想定する

円満に退職するなら、通常は申し出てから1〜2ヶ月くらいかかるのが一般的でしょう。

後述しますが、私は2か月半ほどかけました。

業務内容にもよりますが、引継ぎはスムーズにいっても1~2週間かかりますし、会社側が後任者を選び、異動させるにも時間がかかります。

交渉時は会社の悪いところは絶対言わない

働いていればどんなホワイト企業でも不満はあります

しかし、会社の不満を言って退職交渉に臨んでしまうと、あなたの退職を会社が望まない場合「それなら、その点を改善するから、残ってくれ」と言われてしまいます。

それでは結局引き留められ、退職交渉として失敗となります。

既に転職先が決まっていれば、非常に難儀な事態になり得ります。

会社の悪いところを言うのではなく、「会社には満足しているが、次にやりたいことが出来た」など前向きな話をしましょう。

意志の強さを見せる

交渉で引き留められない為には、言葉を荒げる必要はありませんが、語調としては少し強めで、退職の意志が固いことを暗示しましょう。

単純な言葉よりも態度で示すと、上司も折れざるを得なくなるのです。

逆に、うやむやな態度で臨んでしまうと、「迷っているのだな」と感じられてしまい、交渉は長期化します。

円満退職の体験談

私が新卒で入ったメーカーを退職した際は、新卒採用を担当していたため、ベストな退職交渉開始のタイミングを、受け持っている内々定者の内定式(10月1日)が終わった翌日10月2日と考え、実際に上司に申し出ました(退職願を渡しました)

この時期の設定は、上で触れた意志の強さの演出に一役買っています。

もちろん、会社の悪口など一言も述べず、「この会社でやりたいことは十分やりました。これからは自分の夢に向かって進みたいです」と伝えています。


なお、少し特殊事情ではありますが、退職後に海外バックパッカーをしたかったので、翌年の住民税の支払いを逃れるため(住民税は後払い方式で、前年の所得に対する税額を1月1日の住所地6月から1年間かけて払うものだからです)、年内の退職と出国を済ませたかったのです。


上司からは有り難いことに強く引き留めて頂いたのですが、1週間後に再面談し、強い意志を再度伝えた結果、私の当初の希望通りに12月15日付退職が決まりました

上司の引き留め理由とは

私の場合、上司の引き留めは、会社として十分育てた人材がこれから結果を出していくことへの期待と、私のキャリアへの心配によるものでした(高く買って頂いていたのでやはり嬉しいものでした。笑)。


とはいえ、上記のような入念なスケジュール感などから、引き留めは困難と判断されたようで、最後は気持ちよく送り出して頂けました。 

最終出勤日には盛大な送別会を開いて頂きました。

人事担当者の視点から補足すると、会社によっては部下の退職を大きくマイナス査定する場合もあるので、そういった見方も大切です。

私の最後の上司は、どちらかというと、年齢的・キャリア的にも引退前の「ゆったり時期」のようなポジションの方だったので、保身は無かったと思います。笑



以上、退職交渉について、自身の経験をまじえて人事担当者視点から考察しました。

記事を読まれた方が円満退職できることを願っています。

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「田舎人事」です。
略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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