ネットワークビジネスにご注意を!!

資産運用

資産運用に触れましたので、その余り推奨できない一例として、自らの経験を含めて日本国内にはびこるネットワークビジネスについて解説します。
人事担当者としては、新入社員を守る為の教育として重要な項目の一つと考えています。
かなり長くなりますが、私の体験談を主に解説します

現在は時代が変わっており、多少手口も変わっている(高度化・洗練されている)と思いますが、似たような勧誘に引っかからないように、誘惑の多い若手サラリーマンの参考になれば光栄です。

ネットワークビジネスとは

かつてマルチ商法(マルチレベルマーケティング)といわれた商法で、ピラミッド型の販売網を構築していき、自分の傘下の人員数と売上高が多くなればなるほど収入が上がっていくというものです。

法律的には、完全なる詐欺という訳ではなく、連鎖販売取引という合法的に商品を実際に販売するものですけど、構成員が吹聴するような簡単なビジネスではなく、物凄く儲かる人はピラミッドの頂点に君臨する極一部の人たちに限られます。
多くは身銭を切って、上納金を払い続けているようです。
お金をたくさん納めるとそのコミュニティーの中のポジションが上がるようで、課金型のゲームのようなイメージです。

ネットワークビジネスの多くは欧米企業で、まぁまぁ良い商品を取り扱い、相場よりもやや高めの金額で販売するというもののようです。

新興宗教と同じで、友人や家族を巻き込むケースが多く、ハマるとどんどんネットワーク以外のコミュニティから外されていきます。
当然、友達もいなくなります。

最近は、昔の友達を大切にしても次のステージには行けないと言うような儲かっているインフルエンサーが多いので、この辺りの理屈を使っているのでしょう。


なお、所属先企業の同僚に対して大々的な営業をする場合は懲戒要件にも該当すると思います。

「ねずみ講」との違い

近いタイプの商法で日本では犯罪として扱われているのが、ねずみ講(無限連鎖講)です。

ほぼほぼネットワークビジネスと同じ仕組みなんですが、ねずみ講では商品・サービスが存在していません。

ねずみ講かどうかの判断基準は、お金を払う加入者が無限に増加していくことを前提として、先に加入した人が今後増加していく後続の加入者が出すお金から、自分の出した金額を上回って受け取るという仕組みの金品配当組織のことです。

これぞまさに詐欺!ですね。

ネットワークビジネスは犯罪(詐欺)とは違います。

とはいえ、私が経験したように胡散臭い手口が多く、詐欺まがいな例が多いというのが実態です。

私の体験談

ここから、実際に私が体験したネットワークビジネスの勧誘劇です。
トータルで1〜2ヶ月くらいの期間だったと記憶しています。
私にとって衝撃的な出来事だったので15年程経った今でも部分部分ではありますが、鮮明に覚えています。

舞台設定

大学まで田舎育ちだった私は、新卒で入った会社で働き始め、1〜2年経った頃(日本の三大都市圏で)、当時mixi(かつて日本を席巻したSNS)の旅行好きのオフ会(主に飲み会やパーティー)に参加し、意気投合した(と思わされた)同い年くらいの女性(ここではA子と呼びます)と連絡先を交換しました。

勧誘スタート


すると、しばらくしてA子から連絡があり、「今度是非飲みましょう!」とのこと。
意気揚々と出向いて行き、しばらく楽しく飲んでいたら、「この後時間ある?是非貴方に紹介したい人がいるの!」


「ん?」っと思いましたが、ほろ酔い気味に付いて行くと、連れて来られたのは都心の一等地にそびえ立つタワーマンション


高層階の一室に入ると、30歳くらいのイケメン(B氏)がこざっぱりした服装で出迎えてくれました。
夜だったので美しい夜景だったことを覚えています。
部屋の中は窓以外壁が少なく、100㎡くらいの広々とした部屋だったと思います。


しかし、どういう訳か部屋にはベッドやソファー、デスクといった生活を感じさせるものがほとんど置かれていないのです。
質素なカーペットにちゃぶ台のような小さな低いテーブルがあり、その前に置かれた安っぽい座布団に腰を下ろすよう促されました。


B氏は、部屋を怪訝そうに見渡す私に「物は多く持たない主義です」みたいなことを言っていました。

A子から「オーナー」と呼ばれたB氏は、自己紹介もせずに(結局一度も名前を耳にすることはなかったです)、ビジネスに成功して大金を持ったことと、その素晴らしさを語り始めました。
ビジネスの中身はその日B氏から聞くことはありませんでした。

名著の活用

その時、B氏に勧められた書籍が『金持ち父さん、貧乏父さん』でした。
「この本は素晴らしい、この本を読むことで資産を築くことがぐっと近づく」と力説されました。

肝心な、具体的なビジネスの話は無いまま、その日は解散になりました。
その後、怪しみつつも『金持ち父さん、貧乏父さん』の書籍(続編含む)を何冊か本屋で買い、興味を持って読み進めました。

ちなみに、この本自体、ずっと後になって本物のお金持ちの方と話した際にも勧められた本ですし、間違ってないというか基本的には優れた内容だと思います。

モノポリー

何冊か読了した頃、A子から、「友達とゲームパーティーがあるから」と誘われ、参加してみると、お酒を飲みながら、お友達(構成員)の自宅でボードゲームを行うというイベントでした。


ボードゲームは『モノポリー』でした。
モノポリーはいわばアメリカ版の人生ゲームで『金持ち父さん、貧乏父さん』でも紹介されています。
不労所得が生活費を超えたときにステージが変わって、どんどん金持ちになっていくというものです。
それまでのサラリーマンの身分をラットレース(ネズミの競争)と呼び、ずっと同じことの繰り返しで、自由になれないサラリーマンの姿が、ハムスターなどがカゴの中のホイールを延々と走りながら回し続ける様子を揶揄したものです。

ゲーム自体は結構面白かったですし、私も終盤何とか「上がり」に進めました。笑

クロージング

後日、A子から誘われます。
「面白いセミナーがあって、私と参加すれば無料だよ」
行ってみると、私の他にもう一人A子に誘われた男がいました。
ここでは、C君とします。
C君は私よりも少し年下で、少し騙されやすそうなタイプという印象でした。
比較的広い貸し会議室が教室形式にセッティングされた会場に20代と思しき若者がたくさん集まっていました。

主催者側を含めて50人くらいはその場にいたと記憶しています。
この辺で私もかなり怪しみ始めており、身構えていました。

私を含めたカモの横には、A子のような営業員が張り付いていました。
当然サクラもたくさんいたでしょう。

実際、必要以上に歓声を上げる者が多く気持ち悪かったです。。。


いざセミナーが始まると、胡散臭い感じの口の達者な20代終盤の男がカモに訴えかけるように話していきます。

普通の会社の営業マンであれば結構数字を出せるタイプのように感じました。

A子は横から、プレゼンをする男が凄くお金に余裕がある人だと言います。


内容は、いよいよネットワークビジネスでした。
アメリカ製?の素晴らしい商品を取り扱う権利を手にし、上手く行った者たちが豪華客船でパーティーをしている動画と写真が多数紹介されていました
研修旅行とやらでアメリカやヨーロッパの観光地ではしゃぐ若者の写真も多く紹介されていましたが、学生時代にバックパッカーを始めた私には珍しいものには思えず、余計に興醒めしてしまいました。
プレゼン資料の中には、明らかに想定が甘過ぎる予算書?が出ており、簿記や会計の基礎中の基礎さえ知っていれば、簡単に論破出来そうではありましたが、血気盛んな構成員と多数のサクラが殴りかかってきそうなので、当然何も言えませんでした。

イベントが終わって会場を後にすると、C君は予定があるとかですぐに帰っていきました。


私はB氏のもとに誘導されます。

例のタワマンで、A子とB氏の猛烈な勧誘が始まりました。

要約すると、

「ビジネスの重要性を理解できたでしょ?君も商品を仕入れるためにこの書類にサインしなさい。」
まず50万円入れれば人生が変わるから!」
小一時間勧誘を受け、「じっくり検討します」と何とかその場を逃れ、帰りの電車で、この件で知り合った全ての関係者の連絡先をブロック(当時はガラケーなので電話とメールの着信拒否、SNS上でのブロック)した上でケータイの連絡先に表示されないようにしました。

何だか無駄な時間をたくさん使ってしまったと徒労感を覚える体験でしたが、交通費と飲食代だけの支出(被害)で済んだのが不幸中の幸いでしょうか。

登場人物とツール

登場人物を改めて、整理・想像してみると、

A子:営業担当。対象は同世代の男性中心。B氏傘下の構成員と推察。

B氏:中間管理職。住んでるように見せかけたタワーマンションはネットワークで共有で借りているイベントスペースのようなものと推察。当然B氏はそれ程の収入がある訳ではなく、住んでいたわけでもない。

C君:私の後にA子のカモになった人。イベント参加がまだ少なかったため、セミナー後の勧誘の対象ではなかったため、終わってからすぐに帰されたと思われる。

金持ち父さん、貧乏父さん』は実際に成功したハワイ在住実業家日系人、ロバート・キヨサキ氏の書籍であり、ネットワークビジネスには触れていません(どちらかというと不動産投資押し)が、ビジネスを持つことの価値を解説しており、ネットワークビジネスの勧誘に信憑性をもたせることに一役買っているだけだと思います。

著者がこの事実を知ったら悲しむ展開なように感じます。。。

モノポリーゲームも、上記と同じで勧誘の為のツールとして使われていたようです。

このような実態だったのだと想像します。
完全には当たらなくても、ほぼほぼこのような構図だったのでしょう。

自分たちの主張だけでは信憑性に欠けるところを、名著や有名なアメリカのボードゲームを巧みに利用して、売り上げを伸ばすことを目指しているのです。

まとめ(現在での対応・代案)

以上のように、私自身若い頃に被害に遭いかけ、お金を失い、友人や家族にも迷惑をかけてしまうリスクに見舞われてしまいました

田舎では怪しい宗教の話はよく聞きますが、ネットワークビジネスは下火のままです。(それでも僅かには存在するはず)

対して、都会ではこうした魑魅魍魎(ちみもうりょう)が、いつ、どこから襲ってくるか分からないので、事前に手口を知った上で対処すべきです。

今のSNSでの注意点

現在では、私が体験した頃よりもSNSが発展、普及しています

残念ながら、男女の出会いは格好の狩場だと言えますので、オフ会やマッチングアプリには相当数の詐欺師や類似したネットワークビジネス営業員が紛れ込んでいるでしょう。

それを知っているだけでも、対処しやすくなりますので、こうした情報にはアンテナを高くして頂きたいところです。

信頼性の高い運用の提案

胡散臭いネットワークビジネスで自らを削っていくようなことをするくらいなら、もっと信頼性の高い優良な資産運用商品はたくさんあります。

詐欺師が言うような爆発力はありませんが、確実に積み上げていけるので、こういったもので堅実に資産運用をしていくことをオススメしたいと思います。

インデックス投資に関する記事はこちら↓

高配当株投資に関する記事はこちら↓

こうした外敵から身を守る術を身につけ、若手サラリーマンが平穏に生活していけることを願っています。

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略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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