退職代行サービスってどうなの?

転職

会社に「辞めます」って言うの、難しいですよね。

引き留めにあうのも面倒ですし。

近年出てきたサービスで、その解決策となっているのが退職代行サービスです。

これは実は、我々人事畑の担当者からすると一長一短のものです。

会社にとって良いケースと悪いケース

良いケース(会社側)

良いケースは、正直会社にとって「お荷物」になっている人。

そんな人は解雇したいのが本音ですが、解雇はよほどの事情が無ければ出来ません。

企業側が民事訴訟で負けるリスクもあります。

解雇についてまとめた記事は下記ですので、ご興味があれば是非ご覧ください。

そんなお荷物社員というのは、残念ながらあちこちにいるものです。

自分から気付いて辞めてくれれば良いのですが、残念ながらそういう人は「自分は有能だ」と勘違いしていることもあるので、なかなか退職願を書いてはくれません。

それが、「引き留めにあうかも」と勘違いしてこのサービスを使ってくれる分には歓迎です。笑

会社は負担増が無いのですから。

悪いケース(会社側)

会社にとっての悪いケース優秀な人材の流出です。

こういったサービスを使われると、引き留める余裕もなく、もう出社することもないのですから。

引き継ぎもマトモに出来ないので、抜けた穴が非常に大きいのです。

こういう場合は、人事もかなり四苦八苦せざるを得ませんが、そんな状況に優秀な人材を追い込んだのは会社の責任なので、止むを得ずです。

経験した実例

私の所属する中小企業でも、以前ありました。

ありがたいことに良いケースでした。笑
とはいえ、人事担当者としてはある意味で残念でした。

事前の相談等がなかったのですから。

突然出社しなくなって、その翌日に弁護士の印鑑の捺された内容証明郵便が会社に届くのです。

会社としては抜けた穴埋めでバタバタになりましたが、すぐに調整はつきます。

もともと重要度の高い人材ではないので、抜けた穴が小さいのです。

上記、実際に対応した業者は5万円くらいの料金設定のようでしたが、電話先の担当者もちゃんと弁護士でした。

これは後で述べます。

利用するメリット(退職者本人)

こういったサービスの利用にはメリット・デメリットがあります。

順に見ていきましょう。

メリット1:本人よりもトラブルになりにくい


選ぶ業者を間違えなければちゃんと辞められます。

そもそも法的には「辞める」といったら14日後には辞められますが、ブラック企業に限って、おかしな自社ルールを突き付けてきます。

これは、基本的に違法です。

こういったトラブルを解決してくれるのがプロの業者です。

もちろん、そのためにお金を払って利用するのですから。

メリット2:自分で申し出るよりも早く辞められる

正規雇用であれば、退職の意志を上司や人事に伝えてから14日後には辞められます。


ただし、契約社員は契約通りの期日の退職でないと、場合によっては訴えられるリスクがあるので要注意です。


就業規則に、「自己都合退職の場合一ヶ月前には申し出ること」と書いてあっても、法的には14日前で良いことは知っておくべき事実です。

こういったサービスでなければ、すぐに辞めたくても1か月や2か月続けなければならないこともあります。

とはいえ、今後のことを考えたり、恩を感じたりしていると円満退職したいものなので、しばらくの就労を受け入れざるを得ません。

もちろん、転職先が真っ当な会社であれば、ある程度の期間(1~2か月)は待ってくれるものです。

転職代行サービスでは、基本的には円満退職にはなりえませんが、それでも構わないような、従業員と会社の関係性が悪い場合がほとんどでしょうから、円満退職など最初から求められていないのでしょう。


14日で退職となると、有休の残りを考えると、意思表示後翌日から出社する必要が無くなるケースもあります。
とはいえ、多くの企業は、人的な余裕がないことが多いので、早めの申し出(1か月前など)を望みます。
しかし、弁護士などが入って来ると、面倒を避けたいため、法に準じるしかなく、14日ルールを受け入れる訳です。

訴訟は時間も人も費用もかかるので、企業は通常、訴訟などしたくありませんから。

デメリット(退職者本人)

当然、メリットばかりではなくデメリットもあります。

デメリット1:コストがかかる

利用せず、自分で伝えれば当然無料です。

とはいえ、メリットで見たようなことを考えると真っ当なコストともいえます。

こういった代行サービスが出てきた当初は、相場が5万円~10万円程度でしたが、一定以上の需要が見込めるようになってきた上、業者(供給)も増えたため単価が落ち着いてきました。


料金が低位安定して来たので、現在の負担感はそれほどでもないのかもしれません。

ここ最近の相場は2〜5万円程です。

デメリット2:ちゃんと業者を見分けられないとむしろリスキー


正直、設定料金が相場に対して安すぎるようだと、おかしなことになりかねません。
基本的には、弁護士社会保険労務士など専門家が所属している、又は介在している組織以外は止めておいた方が良いです。
トラブルの種になりますので。

素人だけの場合、トラブルが起きたときに対応が出来ません。


離職者にとって最悪のケースは、不当な離職だとして損害賠償を求められる場合です。
よっぽどの事態でなければこうはなりませんが、素人は当然こういう場合何もしてくれません。

というより、出来ません。

企業側としても相手がプロでないなら、強く出れます。
顧問弁護士もいるので、状況によっては戦います。

面倒ですが、訴訟もします。

料金が2万円を割るような業者はサービスの品質的に余りオススメ出来ません。

いい加減な対応をする業者はトラブルを作りかねません。

我々人事担当者も、そういった業者の対応は面倒ですので、相手がプロの方が助かります。

サービスの利用を検討するなら、是非マトモな業者を使って頂きたいです。笑

オススメの安心できる業者

下のような業者は相場内ですし、参考になると思います。






以上、退職代行サービスについて人事担当者の視点から見てきました。

退職を検討する方の参考になれば幸いです。

こういったサービスを使わないのが一番ですが、上手く辞められない場合やブラック企業では、検討に値すると思います。

賢く辞めて、次につなげてほしいところです。

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田舎人事

「田舎人事」です。
略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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