ベースアップ・春闘、定期昇給とは

就活

ベースアップ

最近のニュース等でベースアップなんて言葉を聞いたことありませんか?


毎年3月中旬から下旬にテレビや新聞に出てきますね。
省略して「ベア」なんて言われたりするので、学生さんには分かりづらいものですね。

ベースアップは完全な和製英語ですが、賃金ベースを上げることですね。

全員一律で上がるので、ベース(基礎)が上がるというイメージです。

春闘

春闘」というのもこの時期の言葉です。
正しくは「春季生活闘争」のことです。


これらは、基本的に会社と労働組合の間で交わされる交渉とその結果、会社が回答する(組合としては勝ち取った)昇給と賞与(ボーナス)等に関するものです。

日本の大企業では、企業内組合(ユニオンショップ制)が組織されていることがほとんどで、この時期は、会社(人事担当役員と私たち人事総務部門の従業員)と組合で毎週のように団体交渉をします。
次年度の待遇を決める大事な時期ですね。

ベースアップは基本的に正規雇用従業員(組合員と管理職)の月給が、1000円単位で上がります。
もし、内定した会社でベースアップがあると、内定前に聞いていた初任給が、入社時に上がっていたります。

これは従業員の側からすれば嬉しいものですが、会社の側では簡単なことではありません。

例えばベア1000円で妥結の場合、正規雇用が10,000人だとしたら、1ヶ月で一千万円、1年間で1億2千万円の負担増です。
さらにそこに社会保険料等も上乗せされるので大きなコストといえます。
十分な利益が上がっているときでないとベアは会社にとってリスクでもあります。

定期昇給は、個人別の金額的にはベア以上のインパクトがありますが、賃金の高い定年を迎える従業員が退職または再雇用に切り替わり、新たに賃金の安い新入社員が入って来るので、全社では釣り合いが取れるという訳です。

定期昇給のパワー

労働組合の活動全般については別の記事で詳しく取り上げるとして、ここからは定期昇給について述べていきます。

大手企業では、定期昇給は概ねルール化されており、組合の活動にはそれほど大きな影響を受けず、毎年5000〜10000円という水準で上がっていくものです。

ここが中小企業と大手企業の決定的な違いです。


大手企業は、よっぽどの緊急事態にならない限り、定期昇給があります。

月給が最低でも毎年5000円は上がるということです。


それに加えて、各社独自に設定している仕組みで、例えば平社員から主任に、主任から係長に昇級・昇格する際に、一度に数万円単位で月給が跳ね上がります

年収はそれに、12を掛け、さらにボーナスも大きく伸びるので、評価や業績にも寄りますが、1年で年収が50万円上がるようなことも起き得るのです。
私のおすすめする「就職四季報」では、入社後どのように年収が伸びているのかを明記している企業も多いので、是非チェックしてみてください。

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以上、労働組合の活動や用語、定期昇給について見てきました。
企業選びに悩む学生さんの一助となれば光栄です。

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略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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