※選考ではありません、の意味

就活

「選考」の意味

就活のイベントに参加したとき、「これは選考ではありません」って聞いたことありませんか?

この記事では

あれって、どういうことなんだろう?

と思う就活生に、「選考」という言葉の会社側の意味するところをお伝えしていきます。


結論から言うと、完全に選考です。笑

この文言の意味するのは「面接ではありません」と読み替えて頂けると分かりやすいと思います。

どういう事情なのか、就活・採用の歴史から紐解いていきます。

2023年入社向け更新済)


採用市場の歴史

数年前に廃止されましたが、日本の経済界を代表する団体である経団連の倫理憲章というものが以前はあって、3月活動開始で、面接選考に関しては6月になってからというものでした。

今では経団連ではなく、同一のスケジュールを政府主導となっていますが、ほとんどが守られていない状況です。

現に、2023入社新卒の就職活動で、2022年3月1日時点28.6%という内定率であり、年々早まっている実感もあります。

<速報>23卒、3月1日時点の内定率は28.6%
DISCOのプレスリリース(2022年3月7日 16時30分)<速報>23卒、3月1日時点の内定率は28.6%



私の就活した頃(2000年代)は、公式スケジュールが今よりも早く、3年生の10月くらいからボチボチ活動が始まって、4月に本格選考(面接)開始でした。

当時、大手企業のほとんどが倫理憲章を守っており、外資とマスコミ以外は概ね4月1日から一斉にスタートだった印象です。


私の経験では、4月1日から(一次)面接が複数入り、最初の一週間で5~10社面接を受けました。

4月の下旬には大手メーカー数社から内々定が出て、一番条件の良かった会社に入社しました。

そういったスケジュール感で動いていました。



そんな中、大学側から、「学生が3年生から本格的に就活をして、学業が疎かになっている」とクレームを入れたことにより、活動開始が数か月後ろにずれ込む形になりました。
3月説明会開始、6月選考開始」という現在の形に落ち着いたのです。


倫理憲章は「青田刈り(早めに内定させる動き)は止めようね」という企業間のマナーのようなものでしたが、結局、2010年代に入り、外資はもちろんのこと、日系大手も大いに無視していくようになりました。

倫理憲章を守っていては優秀な人材の確保が出来ないからです。

やがて、経団連倫理憲章を無意味と判断し、その役割を担うことを止め、政府主導に切り替わったのが、2021年度入社(2年前)からです。

これでほぼ完全に「群雄割拠の青田刈り時代の幕開け」です。

要するに、就活の時期は早くなって、遅くなって、をただ繰り返しているだけなので、就活生はそれをしっかり見極める必要があるのです。




そんな事情で、事実上の面接(名称は「面談」など)も水面下でちゃっかり進めてる会社が多いです。

昨年、私が業務上お会いした●●ナビの営業の方が「ここ数年は4~5月くらいが面接選考の主戦場」とおっしゃっていました。


が、公式には一応6月から選考開始ということなので、「面接選考は6月から開始」という認識の大手企業もあります。

選考の方法

多くの学生さんが感じると思いますが、30分~1時間の面接で、その人の内面など本当の個性が見抜けると思いますか?


答えは、当然、否、無理です。

面接官は、ただのオジサン、オバサンエスパーではありません
なので、様々な観点から応募者を選考します。

現実に合う前に選考可能な内容

  1. 大学名(偏差値)
  2. TOEICのスコアや、国家資格など
  3. 部活やサークルの所属と成績
  4. アルバイト経験
  5. 年齢
  6. 容姿
  7. 応募書類の文字
  8. オープンになっているSNSの投稿内容など
  9. ES(エントリーシート)の文章

最初の大学名については学歴フィルターの記事↓で解説しています。

こういった情報から実際に会わなくても、ある程度の個性が掴めます。

詳細は↓記事で解説しています。


それを踏まえた上で、実際に会ってからの選考です。


実際に面接等で選考する内容

  1. 合説や個別説明会での態度
  2. ところどころでのレスポンス
  3. 面接前の待ち時間の様子
  4. 面接での評価

これらは、全てが選考項目と言えます。



繰り返しますが、「これは選考ではありません」ということの意味は、一番最後に挙げた面接以外は選考でないという意味です。

つまり、面接での評価が一番大事ですが、それ以外の様々な評価を含めて合否を考えるのです。

面接官の評価含め、総合的に考えて、次のステップに進んで貰うのか、内々定を出すのか、お祈り(不採用通知)を送るのか、とりあえずキープなのか、採用担当者はじっくり検討します。


これを読んでいる学生さんに意識して頂きたいのは、「常に見られている(すべてが選考)」ということです。 

SNSまでチェックするのは稀ですが、そういった意識で就活をすることをおすすめします。



以上、就活で悩む学生さんの参考になれば光栄です。

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「田舎人事」です。
略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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