人事担当者が見た部門間の不仲

新社会人情報

今回は社会人あるあるの部門間の不仲について人事担当者目線で解説します。
あくまで、私がこれまで見聞きして来た中での話で、全ての会社、全ての部門に当てはまるものではないことを言い添えておきます。
新卒新入社員や内定者の方々の参考になれば光栄です。

人事と財務の不和

私はこれまでのキャリアでは人事・総務が主でしたので、その中で感じたことですが、人事・総務系の部門財務・経理系の部門水と油というか、基本的に仲が悪いですね。

もちろん、いち担当者同士のレベルではそんなことないのですが、部門という単位で見ると、色々難しいようです。

工場の中で人事課と経理課とでもかなり不和が目立ちました(大人なので表面上は波風立てませんが)が、本社の人事部と財務部となって来るとあからさまに不仲が露呈していました。

私が、新卒で入った日本を代表するような大手メーカー(日経225組入れ銘柄)でさえそうだったのです。

いい歳した、世間一般でいうエリートサラリーマンが寄ってたかって、本気でいがみ合っていたので、少し滑稽でした。笑

人間味があるというか。

更には、ベトナムで働いた際には、私が人事・総務部門の統括(マネージャー)でしたが、会計部門マネージャーのベトナム人女性とは、たびたび衝突しました。
私の性格が悪いのかといえばそうかもしれませんが、前任者のときも同様だったようです。

さらに、私が今いる中小企業は規模が小さく、一つの狭いスペースに人事・総務と経理が押し込まれているので、普段そこまでの不和はありませんが、それでもギクシャクすることがちょくちょく発生しています。

原因

なぜ、こんなことが起きてしまうのかと言えば、業務の目的と方針が、人事・総務と財務・経理とで相容れないからです。


人事・総務としては、上からの指示により新しい施策を企画・実行していく必要があります。

そして、多くの場合、新たに費用が発生するのです。
いわばお金を使うのが仕事です。


財務・経理としては、なるべく経費を抑え、綺麗でシンプルな財務諸表に仕上げたいのです。

自分たちの考えに合わないような費用計上は止めて頂きたい訳です。
いわばお金を使わないのが仕事です。


これでは、当然ぶつかってしまいます。

人事側の感情的な部分を言えば、

田舎人事
田舎人事

従業員は感情を持った人間であり、1+1が2ではなく、3にも5にも、場合によっては100にさえ成り得る反面、-5にも成り得るのです!

ところが、財務の人たちは、

財務マン
財務マン

馬鹿なことは言わないで頂きたい!

1+1は電卓をどう叩いても2なのです!

こんな体たらくです。。。笑

私などは、もう埋められない差だとして諦めています。

本社と現場の不和

この対立軸もよくあります。

20年以上前に大ヒットした日本映画で『踊る大捜査線THE MOVIE』というのがあり、事件現場の第一線にいる刑事が本部の会議室にいる偉い人たちがなかなか決断しない中で「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」というセリフが流行しました。

現場=世間一般の人たちという見せ方で高い興行収益を成し遂げたということですね。

人事分野の本社と現場

例えば、メーカーの人事領域では、本社の人事部工場の人事・総務部門です。


本社からすれば、細かいところは「自己判断できるでしょ?」と思いますが、現場は、スムーズな運用をするために基準を示してほしいものです。


また、明らかに制度として古く、必要なところを現状に見合ったものに修正してほしいのですが、本社からすれば一つの工場の意見だけでは変えられないので、細かく他の工場にもヒアリングして精査しなければならず、他にも抱える仕事があるので、そんなことに力を注ぎたくないものです。


とはいえ、元々同じ人事部門であれば、目指すべき方向性が同じなので、歩調を合わせるには微調整で済むことがほとんどです。

財務・経理のときのように、なかなか分かり合えないということはありません。


しかしながら、中には妙な人がいて、いつも厄介な対応をしていまうことで、現場と本社とで険悪な関係になることもあるのが実態です。

事業部間の不和

私の新卒で入った企業は、複数の事業部を持つ会社でした。
同じ会社とはいえ、事業部によって、規模も利益率も様々で、ほとんど別会社のようでした
人のタイプも、比較的おっとりした事業部もあれば、セカセカした事業部もありました。

それぞれ、自分の所属する事業部こそが会社の主流だというような意見が嚙み合わず、表立っては何も言いませんが、裏ではいがみ合っていたものです。


こうなると、なかなか事業部を跨ぐ人の異動も難しいのです。

他事業部から直接移ってくる人は毛色が違い過ぎてしばしば周りと衝突してしまいます。


なので、多くのケースでは、本社の間接部門に一度置いて事業部のカラーが抜けてから、別の事業部に移すようなことをしていました。 




以上、3つの切り口で部門間の不和・不仲を、自らの経験を基に解説しました。

新入社員の方や内定者の方は、まだ分からないことも多いでしょうが、こういった地雷も社内にはたくさんあるので、間違って踏まないようご注意ください!

若い世代の皆さんの参考になれば光栄です。

新社会人情報
シェアする
田舎人事をフォローする
田舎人事

「田舎人事」です。
略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
「人事」に関する様々な情報を扱うページとして作っていきます。
よろしくお願いいたします。

田舎人事をフォローする
田舎人事.com

コメント