転職回数って問題なんですか?

転職

今回は、転職回数の疑問に採用担当者の視点から答えます。
転職希望者の参考になれば光栄です!

結論:年齢による

正直、これにつきます。笑
とはいえ、これだけだと正しい理解にならないので、年齢転職回数に応じた状況を整理します。
分かりやすくするために、22歳大卒で会社に入ることを前提とします。
高卒や短大・専門卒については後述します。

転職回数:0回

これまではこれがとされて来ました。
転職せずに一つの会社に勤め続ければ良いのだと。


私が新卒で大手メーカーに入社した頃もそうでした。
当時は、自分が何度も転職するとも、人事の仕事を天職と感じることも、想いもしませんでした。
同期も、冗談で「俺たち懲役38年実刑判決!www」などと話して笑い合っていました。

転職などせずに、定年まで働き続けることが前提だったのです。


以前触れたように、日本は長くメンバーシップ型の雇用体系でやってきましたが、現在は徐々にジョブ型の雇用が広がりつつあります。


全ての会社が従業員の大半を正規雇用にして、政府のインフレ目標である2%以上の定期昇給のある中で、十分な給料を払い続けるのであれば、この古き良き日本のメンバーシップ型雇用体系にもメリットがありますが、そういう状況ではなくなってきました

と、だいぶ本筋から反れましたが、転職0回が利する状況の希少性が認識できたかと思います。

基本的には、入社後3年経つ25歳までは転職0回でよいと考えます。
それ以降、転職回数が増えていくのは構わないです。

中年で転職回数:0のリスク

逆に、35歳以上で転職回数が0回だと、その後は転職がかなりしにくくなります

完全に一社目の社風・文化に染まってしまった人だからです。


特に、管理職として部下を持ったことのないまま40歳になって転職となるとかなり難しいというのが実態です。

これはどういうことかというと、35歳以上になると、基本的に転職時には初めから管理職としての入社を期待されるからです。


そんな中、部下を一人も持ったことのない35歳以上の人は、「使いにくい」のです。


日本ではまだまだ儒教的な年齢の重要性が高く、年下の上司や、年上の部下というのは、何かとやり辛いものがあるのです。


なので、中年の担当者を採用しても使いにくいのです。

最近は大手企業でも45歳で戦力外通告をされてしまうケースが増えてきています。

トヨタ自動車の豊田章夫氏が、「終身雇用を守っていくのが難しい」と発言したのが既に2年前です。

自工会の豊田会長、日本の終身雇用「守っていくのが難しい局面」
日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長は13日の会見で、日本の終身雇用制度について「日本では雇用を続けている企業や税金を納めている企業に対してインセンティブ(動機づけ)がない。もう少しインセンティブが出てこないとなかなか終身雇用を守っていくの

スキルを磨かずに一流企業にしがみつける時代ではなくなったということです。

3年の壁

そして、各社での経験は3年以上は欲しいのです。
3年の重要性は下記の記事で触れましたので読んでみてください。

特に最後の会社で何年勤めたかが最も重要です。
過去に長く働いていたとしても、直近の勤め先ですぐ辞めているようでは評価が下がるのは当然です。

採用担当者は「辞め癖がついているのでは?」と疑うからです。

今の会社で多少の不満があったとしても、3年は頑張った方が良いと思います。

それが多少でなく、完全なブラック企業であれば話は別ですが。

年齢と転職回数まとめ

ここまでをまとめると、

  • 25〜28歳:転職回数1
  • 29〜31歳:転職回数2
  • 32〜35歳:転職回数3

までが一般的な転職者として許容範囲内です。

35歳以上になれば基本的に管理職としての門戸しか開かれておりませんので、35歳までに3回までの転職に抑え、その中で管理職経験を積める企業に入ることが肝要です。

もちろん、それ以上の回数転職をしても大丈夫ですが、給料減やキャリアダウンが避け難くなってしまいます。

高卒、専門・短大卒の場合

高卒や、専門学校・短大卒の方の場合、単純に大卒に比べて2年または4年社会人経験が長くなるので、大卒25歳は、短大卒21歳と同じと考えて良いです。
高卒だから長く勤めなくてはならないということはありません。

やはり3年が重要です。

むしろ、高卒や短大卒であっても、キャリアをしっかり積んでいれば、転職で、より大手、よりホワイト企業への転職も可能です!






以上、転職回数について採用担当者の目線から考察しました。

転職希望者の参考になれば光栄です。

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略歴は、
地元駅弁→大手企業人事担当者→バックパッカー→海外転職(人事マネージャー)→コロナで地元に帰って中小企業の人事担当者
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